PlayStation VR(PSVR)には上記のプロセッサーユニットが付属する。これはどんな働きをするのだろうか。Sonyのプレスリリースには大きさ:約143 × 36 × 143 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く)、重さ:約365gとある。背面にはHDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI端子、AUX端子を備えている。海外サイトでプロセッサユニットの役割を解説していたので紹介したい。
このプロセッサユニットはPS4の機能&CPUパワーを向上させる代物ではなく演算処理を行なうプロセッサーが入っており3つの処理を行っている。一つ目は3Dオーディオプロセッシング(3Dオーディオ処理)、2つ目はソーシャルスクリーン(映像をVRとTVに最適な映像を出力する機能)、そして3つ目はシネマティックモードの処理だ。
PSVRの解像度は1080p、1秒あたりのフレーム数つまりフレームレートは120fpsあるが処理はPS4側で行っておりプロセッサユニット側で行っていない。順をおって説明してゆこう。
3Dオーディオプロセッシングとは
3Dオーディオプロセッシングとは3Dオーディオ処理である。つまりオブジェクトベースで位置と音の処理を行うということだ。背後からしのびよる足音、上空を飛ぶヘリ、耳元で囁く女性などゲームの世界をよりリアルに体験させるための処理を行っている。PSVRプレイヤーは音のする方向(音のくる方向)を指で指し示すことが可能になる。
ソーシャルスクリーンとは
ソーシャルスクリーンとはPSVRとTVに別々の映像を映して楽しむ機能だ。「MONSTER ESCAPE」のようなパーティーゲームが可能になる。
シネマティックモードとは
シネマティックモードとはPSVR未対応のPS4のゲームをPSVRで表示する機能だ。既存のPS4タイトルや映画などをPSVRを使用することにより巨大スクリーンで視聴可能になる。スクリーンサイズは3段階から選ぶことが可能となり最大226インチのスクリーンで楽しむことができる。
226インチのTVを家に所有している人はそうそういないだろうが、PSVRさえ持っていれば226インチのスクリーンを家でしかも手軽に楽しむことが可能となる。