天皇陛下は8日、お気持ちをビデオメッセージで表明されました。
陛下の後ろにある飾り皿はどのようなお皿なのだろうか。またどれほどの価値があるのだろうか。すごく気になったので調べてみることにした。
天皇陛下の後ろにある飾り皿は、柿釉と縄文象嵌の技法から推し量るに、益子焼の人間国宝、故・島岡達三の作品ではないかと思われます。#天皇陛下 #天皇陛下お気持ち表明 pic.twitter.com/dL1tp0KwPS
— Sho Shin (@shakushoshin) 2016年8月8日
上記つぶやきによると、益子焼の人間国宝、故・島岡達三の作品だと思われるという
そもそも益子焼の定義はどういったものをさすのだろうか。
益子焼とは
益子焼(ましこやき)とは、栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器である。そして現代の益子焼ははっきりとした定義はなく「益子地方で製造されたもの・益子で販売されたもの」が益子焼とよばれているようだ。
益子焼の特徴
益子焼は、石材粉や古鉄粉を釉薬にし、重厚な色合いと「ぼってり」とした肌触りに特徴
島岡達三
島岡 達三(しまおか たつぞう)1919年10月27日〜2007年12月11日(享年88)陶芸家である。民芸陶器(縄文象嵌)で国指定の重要無形文化財保持者(人間国宝)認定された。
島岡達三のお皿の価値・価格
ネットを調べていると2016年1月12日放送のなんでも鑑定団に島岡 達三の大皿が鑑定にだされた。
その価格に近い、もしくはそれ以上なのではないかと思われます。
島岡達三の大皿その価格なんと5,000,000円!
鑑定士の総評
島岡達三は濱田庄司に弟子入りし、濱田とそっくりな物ばかり作った。そこで濱田が自分の独特のものを考案しろと諭した。それで作ったのが依頼品にもみられる「縄文象嵌」。まだ生の土の上を、組紐を転がしていく。そこへコバルトを混ぜた白い土を埋め込む技法。依頼品の見込みには円い窓が六つあるが、その中に白泥と鉄砂で草花文を描いている。それを1300度くらいの高温で焼き締め、叩くとまるで磁器のようなカーンという音がする。箱に「地釉(じぐすり)」と書かれている。これは透明釉の中に磁器を焼く時のカオリンという土を僅かに混ぜ、それで全体を上掛けしてある。そのためしっとりとした柔らかさがある。これが島岡達三の焼き物の特徴。依頼品は生涯の傑作だと思う。
島岡達三の作品
島岡達三 象嵌皿
島岡達三 象嵌皿
島岡達三 塩釉象嵌縄文皿
調べてみると
Amazon:島岡達三の象嵌皿
というものにあたるようだ。
象嵌皿とは
象嵌(ぞうがん)というのは地の素材を彫ってそこに別の素材をはめ込んで模様や絵を描く技法のこと。
陶器で象嵌と言った場合、粘土をお皿やら湯のみやら形作った後の「生乾き」の状態のときに表面を彫り、そこに違う色の粘土を練り込んで色の違いで模様を出す技法。